"グランブルーファンタジー"の「画質の設定」はいいUXの気がする

同僚がすごい楽しいと言っていたので、Cygamesの"グランブルーファンタジー"をやってみた。

GRANBLUE FANTASY | グランブルーファンタジー(グラブル) - Mobage by DeNA


中身の話は置いておいて、タイトルにもある通り「画質の設定」について。
このゲームではユーザが画質を「軽量版」「標準」「高画質」から選択することができる
(ちなみに演出設定は「軽量」「通常」から、BGMやSEなどの音関連も「OFF」「低音質」「標準」から選択できたりとできる)。
まあそういったもの用意されてるのが最近では当たり前だったりするのかなぁ。
もっと他社サービス研究しないと・・・。

これは何のためかというと、もちろんユーザエクスペリエンス(UX)の1つで、
高スペックのスマートフォンを利用しているユーザはもちろん高画質の画像で楽しんで、
低スペックのスマートフォンを利用しているユーザは画質は落ちるけどその分通信の待ち時間を減らすことでより快適にプレイしてもらうという意図だ。


実際にある画像について、そのピクセル数とファイルサイズをみてみると、

  • 【軽量版】320 * 470px, 54.88KB
  • 【標準】 480 * 705px, 108.16KB
  • 【高画質】640 * 940px, 175.45KB

といった具合だ。

自社のサービス含めてだと思うけど、高スペックの端末でストレスなくプレイできる範囲でできるだけ高画質の画像を用意すればもうそれでOKだという考えになりがちだと思うので、グランブルーファンタジーの「ユーザのが画質を選択できる」というのはいいUXを提供していると思う。

それに対する開発者視点でのコストとしては

  • 画像サーバの圧迫
  • 画像を複数サイズ用意するという作業コスト
  • 画像のサイズを指定する仕組みをつくること(そんな大変じゃない)

くらいだと思う(他にもなんかあるかな?)


The average web page has grown 151% in just three years

この記事にもあるように、webサイトにおけるファイルサイズの画像が占める割合はほぼ半分であり、グランブルーファンタジーのようなゲームにおいてはその割合はもっと多いだろう。
よって画像の読み込み時間をいかに少なくするかは重要課題である
(ネイティブアプリとかであれば、アプリケーションのローカル領域にキャッシュとかもできるけど)。

そんな中でグランブルーファンタジーの画質の設定はいい試みだと思ったので、ふとこんなこと書いてしまいました。